中深海では、すべてが異次元の世界となります。
例えば「圧倒的な水圧」「光の届かない水深」「複雑な潮の流れ」といったところ。
通常のオフショアフィッシング では、このような過酷な環境での釣りはありませんよね。
中深海スロージギングで攻めるポイントは、その過酷に対応できるタックルでなければなりません。
ジグの選び方のポイントは
- ジグのカラー
- ジグのウエイト
- ジグの形状
の3点から考えていきましょう!
この記事を読めば、中深海スロージギングで使えるジグも理解できると思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ジグをカラーから選ぶ
中深海ではカラーの差異が少なくなります。
光が届きませんからね。
深ければ深いほど、黒に近い色になると考えてください。
そんな中深海でも、カラーでアピールする方法があります。
それは、グロー系のジグを使用することです。
グロー系は紫外線に反応し、自ら発光して魚にアピールします。
チョウチンアンコウが自らなら頭を発光させ、魚を集めて魚を捕食するのと同じ原理です。
中深海の闇の中では、わずかな光を発すること自体が強烈な集魚力を発揮します。
ジグを重さから選ぶ
中深海スロージギングの一番大事なポイントは、正確に底取りをすることです。
中深海のターゲットは「アカムツ」「クロムツ」「沖メバル」「マダラ」など。
基本的には根魚なので、底付近でのヒットがほとんどです。
つまり、軽いジグを使うことに、特にメリットはありません。
初心者のアングラーほど軽いジグで勝負したくなりますが、基本的には重い方が有利です。
始めのうちは底取りもわかり辛いので、初心者ほど重いジグを使用しましょう。
水深とジグの重さの目安をまとめておきますね。
水深(m) | ジグ(g) |
150 | 250~300 |
200 | 300~350 |
250 | 350~400 |
300 | 400=450 |
350 | 450~500 |
ジグの形状から選ぶ
中深海スロージギングで使用するジグには、木の葉型とスティック型のものが存在します。
基本的には、木の葉型のジグで、ゆっくりとフォールさせてあげましょう。
潮のユルい日や魚の活性が悪い日であれば、木の葉型のジグで十分な釣果が期待できます。
しかし、木の葉型のモデルはフォールスピードが遅い分、流れの速い日は飛ばされてしまいます。
さ潮の流れが速かったり2枚潮など潮の変化のキツいは、スティック型のジグでしっかり底を取っていくことが大事になります。
ジグの形状(型) | メリット | デメリット |
木の葉 | フォールスピードが遅く、魚にジグを見せられる | フォールスピードが速く、底どりがしやすい |
スティック | 水を受ける面が広いので、潮の速い日はジグが飛ばされることがある | 潮の流れない日は、ジグのアクションが出せないことがある |