あなたは、どのようにして使用するジグの重さを決めていますか?
スロージギングが流行りだした頃は、「ジグは軽い方が魚の警戒心が薄い」と言われていました。
しかし、最近では比較的浅い水深でも重いジグを使うのが主流です。
私は、50Mくらいの水深でも200g、250gなんてざらに使います。
もちろん適当に決めているわけではありませんよ。
つまり、ジグの重さの判断基準に決まりはないのです。
だから、ジグの重さを決めるのって難しいんでしょうけどね。
ジグの重さの判断に悩んだら、このページを参考にしてみてくださいね。
水深からジグの重さを選ぶ
一般的には、「水深×2g」や「水深+100g」という意見が多いです。
例えば、水深60Mを攻めるなら120g~160gのジグを使用するのが無難なところ。
しかし、近年のスロージギングは、”水深に対してのジグの重さ”が重くなっている傾向があります。
例えば、水深60Mに対してなら、200gのジグを使ったりします。
近年のスロージギング船は、人気のあまり激戦区のような船もあります。
そのようなシチュエーションでは、できるだけ早く底どりをすることが重要になります。
魚に対して、周りよりも早くジグを見せられればヒットの確率は上がりますよね?
まずは、周りよりも早くジグを海底に沈めることを心がけて下さい。
潮の流れからジグの重さを選ぶ
ジグの重さを選ぶ要素には、潮の流れも関わってきます。
潮の流れ具合って、実際に現場に出ないとわからないものです。
潮の流れは複雑で、2枚潮や3枚潮なんてザラにあります。
「流れの速さが~ノットだから何g」という理論ではないんです。
表面上の潮の流れを想像してみてください。
ポイントによって複雑ではありませんか?
左右からぶつかっていたり、渦を巻いてグルグル回っていたり。
実際、海中でも同じことが起きています。
水深が深くなればなるほど、様々な場所で潮が入り組んでいます。
大事なのは、ジグを海底に沈めること。
どんなに潮の流れが複雑でも、正確に底どりできる重さのジグを選んでください。
アングラーの経験値からジグの重さを選ぶ
- 水深が何Mだから~g
- 潮が2枚潮だから~g
- 潮の流れが速いから~g
というのは、あくまで考慮すべき要素でしかありません。
アングラーのやることはただひとつ。
それは、正確に底どりをすること。
スロージギングでは、海底をしっかりキャッチし、海底の根に潜む魚にもしっかりアプローチしましょう。
つまり、現場で実際にジグを落としてから「何グラムのジグを使用するか」を決めるべきなのです。
その時の潮の状況によって、的確なジグの重さを修正するイメージです。
魚の活性に合わせてジグの重さを選ぶのではなく、正確に底どりができる重さをチョイスしてください。
このように、最終的にはアングラーの経験値でジグの重さが決まるのです。