スロージギングの最高級リールといえばオシアジガー。
1台あたり4万3000円~4万5000円くらいはします(送料によってそれ以上の値段が付く場合も)。
だからこそ、高級品の買い物は失敗したくないものです。
特にスロージギングでオシアジガーを使用する場合、1500番と2000番で悩む人も多いはず。
オシアジガーはスペックを比較したり、使う場面を想定したりして選んでみましょう!
オシアジガー1500番と2000番のスペック
1500番と2000番をスペックで比べる場合、下記の3点に注目しましょう。
- 最大ドラグ力
- ハンドル1回転当たりの巻上げ量
- PE糸巻き量
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻き上げ量(cm/ハンドル1回転) | PE糸巻き量(号/m) |
1500PG(右),1501PG(左) | 5:1 | 7.5 | 78 | 2/500, 2.5/400, 3./320 |
1500HG(右),1501HG(左) | 6:4 | 7.0 | 97 | 2/500, 2.5/400, 3/320 |
2000PG(右),2001PG(左) | 5:1 | 10.0 | 96 | 3/400, 4/300, 5/230 |
2000HG(右),2001HG(左) | 6:2 | 10.0 | 117 | 3/400, 4/300, 5/230 |
水深100m以内の近海ジギングなら1500番
さて、オシアジガーを選ぶ際のポイントは、「攻める水深」と「狙うターゲット」のバランスを考えることが大切。
近海ジギングであれば、ブリ、ワラサ、ヒラマサ、ホウボウ、根魚がターゲットになります。

これらのターゲットは、たいてい100m以内の水深での釣行となります。
ジグをきれいにシャクるのに、”ハンドル1回転に対しての糸巻き量は95cm”あれば十分なので、
- 1500HG
- 2000HG
- 2000PG
が候補になります。
近海スロージギングのターゲットであれば、2000PGのトルクは必要ありません。
釣りを楽しむのであれば、1500HGの方が引き味を最大限に感じることができます。

大物遠征や中深海なら2000番
大物遠征なら2000HG
大物狙いのスロージギングだと、石垣島や父島での大型カンパチや、久米島パヤオでの大型キハダマグロなどが候補になります。
これらのターゲットは、どれも10kg~20kgはあたりまえ。
もちろんオフショアフィッシングの中でも、最高峰のビッグターゲットとなります。
もちろん、中途半端なタックルはNG。
特にリールに関しては、最高ランクのものを用意しないと勝負になりません。
大型カンパチも大型キハダマグロも、素早く距離を縮めていくことが重要です。
ラインの巻き取り量に特化したハイギアリールを選びましょう。
ラインは4~5号くらいが標準なので、それを最低300mは巻き付けらる”オシアジガー2000HG”のリールがおすすめです。
中深海ジギングなら2000PG
アカムツやアラ狙いの中深海では、PGの方が有利になります。

中深海では通常150~300m位を攻めるのでとにかく回収が大変。
「HGの方がハンドルを巻く回数が減るから楽なんじゃない?」なんてイメージあるかもしれませんが、実際は300g以上のジグを水圧を受けながら回収しなくてはなりません。
注意ポイント
HGは、通常の同じサイズのリールよりも、ラインを多く巻き取れることに特化したギアのこと。自転車で例えると、5段階ギアの5に相当します。一定の距離を進むのに、通常よりもペダルを漕ぐ回数は少なくなります。しかし、ペダルを漕ぐ力は重く感じますよね?HGのリールも同じように、ハンドルを回す際に重く感じるのがデメリットです。
また中深海の人気ターゲットであるアカムツは、口が弱く高速で巻き上げることができません。
PGのリールで、ゆっくり巻き上げるほうが有利になります。
オシアジガーのラインナップ
オシアジガー1500HG
近海スロージギングならこちら。
5kgくらいのヒラマサやカンパチでも、難なく上げることができます。
ワンピッチジャークがしやすいので、スロージギング初心者にもオススメです。
オシアジガー2000NR-HG
離島や沖縄などの大型根魚や、キハダマグロを狙うのであればこちら。
パワフルな巻き上げで、魚に主導権を与えません。
オシアジガー2000NR-PG
水深200mを超える中深海スロージギングであればこちら。
巻き上げの軽さが魅力で、1日中しゃくり通しても疲れません。