オフショアで大人気のジギングゲーム。
対象魚はブリ、ヒラマサ、カンパチと大型青物がメインになります。
ジギングの生命線となるのが、実はジギングリールなんです。
特に、10kgオーバーのヒラマサやカンパチを相手にするならば、勝負できるスピニングリールはごくわずか。
ジギングでは、最もお金を掛けたいアイテムで、超ハイスペックのジギング最強リールが必要になります。
このページでは、最強のジギングリールの選び方とオススメの最強ジギングリールを紹介。
大型カンパチ、大型ヒラマサ、パワースローで使用するジギングリールをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ジギング最強リールの選び方
ジギングでは重いジグを巻き続けるため、剛性で頑丈なギアを搭載したリールが必要です。
また、それらを保護する防水性能に優れた機能を選ぶ必要があり、ジギングは最も過酷でタフな釣りのジャンルになります。

シマノやダイワであれば、SW(ソルトウォーター)の表記があるものを選びましょう。
SW表記のリールは、オフショアフィッシング 対応のギアと防水機能が備わっています。
スペックはもちろん大切ですが、リールを末永く使用するためには、コストが掛かるのを十分ご承知おき下さい。
ジギング最強のスピニングリール
スピニングリールを使用するジギングであれば、ステラSWとソルティガSWが圧倒的におすすめ。
スペック&巻き心地ともに、最強のジギングリールです。
ステラSWを選ぶか、ソルティガSWを選ぶかは、アングラーの好み次第。
シマノが好きならステラSWを、ダイワが好きならソルティガSWをチョイスしてください。
ステラSWとソルティガSWの比較は、こちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
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【頂上決戦】20ソルティガvs19ステラSW徹底比較【オフショア最強リールはどっち?】
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ステラSW
シマノから発売されている、最上位機種のスピニングリール。
オフショアキャスティング、オフショアジギングで使用できます。
ジギングで使用するならば、6000〜10000番のサイズを選びましょう。
PGを使用するか、HGを使用するかは、それぞれの特徴を理解したうえで購入してください。
ステラSW8000HG
大型ブリやヒラマサに、ジグを大きく飛ばしてアピール。船を横向きで流す「ドテラ流し」に最適です。
ステラSW8000PG
水深100m以内の、ヒラマサやカンパチがターゲット。根に潜ろうとする青物を、リーリングの力で抑え込みます。
ステラSW10000PG
中深海の巨大カンパチを狙うのにおすすめ。圧倒的なパワーで、深場に潜むモンスターを引きずり上げます。
20ソルティガ(スピニングリール)
ダイワから発売されている、最上位機種のスピニングリール。
スペック&巻き心地ともに、最強のスピニングリールです。
大型魚がフッキングした際に、スプールの逆回転が非常にスムーズに行われます。
個人的には、オフショアキャスティングも視野に入れるならソルティガSWがおすすめです。
ソルティガ8000-H
ステラ8000HGに相当し、HGにありがちな巻きの重さを軽減。パワフルな巻き上げトルクで、水深60m以下のジギングに最適です。
ソルティガ8000-P
圧倒的な巻き上げの軽さで、水深100m以下の大型カンパチに対抗します。遠征ジギングでも、十分に通用するスペックです。
ジギング最強のベイトリール
ベイトリールでのジギングは、オフショア初心者には難しいかもしれません。
- クラッチを切る動作
- フォール中のサミング
- フォールでアタリを取る
上記に挙げただけでも、ジギングをする前に覚えなければならない作業があります。
しかし、上記の障壁をクリアできれば、スピニングリールでは得られないメリットがあります。
- フォール中でもフッキングできる
- スローなジグアクションを演出
特にベイトリールでのジギングは、リールのパワーで魚を引き上げるのでスリリング満点。
ベイトリールでのジギングは、巻き上げパワーに特化したものを選びましょう。
オシアジガー
シマノから販売されている、ジギング最強のベイトリール。
『巻き上げパワー』『巻き心地』に特化しており、30kg超のキハダマグロでも上がります。
もちろん、スロージギングでも使用可能。
オシアジガーで攻略できない魚は存在しません。
青物ジギングやスロージギングで使用するのであれば、2000番のサイズがおすすめ。
スロージギングで使用するならHGを、大型カンパチやヒラマサをターゲットにするならPGを選びましょう。
オシアジガー2000HG
スロージギングにも対応したベイトリールで、「ハンドル1回転当の巻き上げ量」は驚異の117cm。スピニングリールに比べ、巻き上げ力がパワフルなのが特徴。スロージギングに限らず、バーチカルなハイピッチジギングでも使用できます。
オシアジガー2000PG
巻き上げトルクに特化したベイトリール。10kgを超える大型カンパチや、30kgクラスの大型キハダマグロに最適です。ベイトリール特有のパワフルな巻き上げ力で、モンスタークラスの大型青物をキャッチ。
ソルティガ(ベイトリール)
ダイワの最新テクノロジーを駆使した、ダイワブランドの最上位機種ベイトリール。
『巻き上げパワー』『巻き心地』ともに、オシアジガーと遜色ありません。
大型カンパチ、大型キハダマグロをターゲットにするなら、ぜひ使用してもらいたい機種です。
スピニングとベイトの使い分け
ジギングリールには、スピニングリールとベイトリールの2種類が存在します。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、スピニングとベイトの特徴や個性を理解し、使い分けることが釣果の秘訣です。
スピニングリールの使い方
スピニングリールは、ブリ、ヒラマサ、カンパチなど大型青物を狙うときに使用しましょう。
これらの大型青物は、素早い動きのベイトに反応します。
スティック型のロングジグを、スピニングリールの巻き取り量とロッドパワーで大きく飛ばすことが釣果の秘訣です。
特にヒラマサを狙う際の、浅場でのドテラ流しにはスピニングタックルが必須です。
ベイトリールの使い方
ベイトタックルは、青物をターゲットにしたジギングでは玄人好みのタックル。
巻き上げの際のトルクに優れているため、超大型魚(10kgオーバー)とのファイトに向いています。
ベイトリールは、スピニングリールとは機能も構造もまったく違っているため、スピニングリールにできないこともあります。
ディープエリアに潜む大型カンパチを狙う際は、ジグを縦に操作するバーチカルジギングになります。
短くてパワーの強い、ベイトタックルが必要になります。
HGとPGの使い分け
ジギングで使用するリールには、HG(ハイギア)表記のものとPG(パワーギア)表記のものがあります。
ギアの種類を理解し使い分けることで、場面や状況にマッチしたジギングを展開することができます。
それぞれのリールの個性を活かして、狙う対象魚や水深によって使い分けましょう。
巻き上げ重視のHG(ハイギア)
HGはハイギアの省略です。
ハンドル1回転に対して巻き取れるラインの量が、同サイズのリールよりも多くの巻けることに特化したギアを表します。
ポイント
自転車で例えると、5段階ギアの5に相当。
5段階ギアの自転車であれば、ギア5で漕ぐにはかなりのパワーが必要です。
しかし、重い力でペダルを漕ぐ分、ペダルをこぐ回数は少なくなります。
HGリールも同じように、ラインを巻き取る際にハンドルが重く感じるのがデメリットです。
素早く大きな幅でジグにアクションを出すときに、HGリールは重宝されます。
トルクに優れたPG(パワーギア)
PGはパワーギアの省略のこと。
ハンドル1回転に対して、同サイズのリールよりも少ないパワーでラインを巻けることに特化したギアを表します。
ポイント
自転車で例えると、5段階ギアの1に相当。
HGリールよりも、ハンドルを回す力は軽く感じます。
しかし、ハンドルを回す回数が多くなることがデメリットです。
- 一定のレンジでより長い時間ジグを見せたい時
- 大型青物の強烈なパワーに負けないトルクが必要な時
に有効になります。