オフショアフィッシングの中でも、かなりコアな部類に入るスロージギング。
独特の重いジグを扱うスロージギングでは、専用のベイトロッドを使うのが必須です。
[chat face="ひとり.jpg" name="ひとり" align="left" border="gray" bg="none" style="maru"]じゃあ、なんで代用のベイトロッドはダメなの?[/chat]
代用ロッドとして真っ先に思い浮かぶのが、ライトジギング用のベイトロッド。
形も素材もスロージギングロッドとほぼ同じですよね。
しかし、スロージギングとライトジギングとでは、全く異なる釣りのジャンルなんです。
ライトジギングはタチウオやシーバスがターゲットで、言葉通り60~150gくらいのライトなジグを扱うのがメインとなります。
これらの魚は、スローなアクションよりもキビキビとした動きに反応します。
スロージギングでは、ブリやヒラマサといった青物はもちろん、根魚やヒラメもターゲットになります。
これらの魚はジグのフォールに良く反応し、基本的に200gを超えるようなヘビージグを操作する場面が多くなります。
スロージギングではフォール主体の釣りになるので、ライトジギングロッドでジグをスローで飛ばすことができないんです。
どうしてもピッチが速くなり、フォールの間を取ることができません。
これはライトジギングロッドの構造上、不可能です。
アングラーの腕とは、ほぼ関係ありません。
だから、スロージギングには専用のロッドが必要なんです。
スロージギングロッドには、その他のベイトロッドとは明らかに違う秘密があります。
このページで、スロージギングロッドについて、もう少し深く理解してみてはいかがでしょうか?
将来、自分の好みに合ったスロージギングロッドに出会えるかもしれませんよ^^
ヘビージグを操作することに特化したスロージギングロッド
スロージギングロッドの材質には、一般的にカーボン樹脂が採用されています。
カーボン樹脂とは、高弾性素材の炭素繊維強化プラスチックのこと。
高い反発力のカーボン樹脂素材とスローテーパーの特徴を活かして、200gを超えるようなヘビージグも軽々飛ばすことができます。
スロージギングロッドは、少ない力でジグを大きくゆっくり飛ばすことに特化した設計となっているんですよ。
扱いにはご注意を!
スロージギングロッドはジグを操作することに重点を置いているので、ハリが強く折れやすいのが欠点です。
とてもカチカチなロッドなんです。
魚とのファイトでは、特に気を使いたいところ。
魚を掛けたらロッドとラインを一直線にして、リールのパワーのみで巻き上げるのが基本となります。
大型魚とのファイトでは、ストレートポンピングという技術も必要になってきます。
また、魚の取り込み時も注意が必要です。
あまり神経質になる必要もないですが、特に船べりにロッドが絞り込まれるときが危険になります。
小さい魚でも、できるだけネットでキャッチしてくださいね。