HG(ハイギア)のリールは、巻き抵抗が大きすぎるのが欠点。
100mを超えるような中深海ジギングおいて、レスポンスの良いシャクリができません。
一方、PG(パワーギア)のリールは、巻き上げスピードが遅いのが弱点で、ジグの動きに遅れが生じてしまいます。
青物狙いのドテラ流しにおいて、ヒラマサやブリなどに見切られてしまうことがあります。
この欠点を補うために作られたギア比のリールがMG(ミディアムギア)です。
潮の流れが速い場所でも、ジグを横にスライドさせながら楽にシャクる事が可能。
スピードとパワーのバランスが取れているので、船の流し方に合わせた攻めで、魚にアプローチする事ができます。
オシアジガーMGの特徴
たわみやネジレを徹底的に排除しています。
負荷が掛かっても、内部に組み込まれたギアが精密に噛み合う構造に。
非常にシルキーで、圧倒的な巻き心地を確保してくれます。
また、オシアジガーMGは、サミングスペースも確保されています。
フォール速度に変化が付けやすく、狙ったタナをじっくり攻めきる事も可能です。
メカニカルブレーキのノブも、ロッドを持ったまま親指で操作が可能。
サミング操作を併せて活用すれば、フォールのバイトを増やす事ができます。
実際のインプレッション

ヒラマサ狙いのドテラ流しで青物を狙ってきました。
サイズがコンパクトなので、握り込んでも手が痛くなりません。
パワーハンドルも剛性が高いので、水押しの強いジグを使用しても安心して巻き上げる事ができます。
最も使いやすいと感じたのは、サミングスペースの広さです。
魚の活性に併せて、フォール速度を意のままに操作できるので、バイトのチャンスが広がります。
巻上げ速度もちょうど良く、パワーもあるのでジグを思い通りに横方向へ飛ばしながらシャクれます。
ドテラ流しで感じていた、ギア比による欠点を全て解消してくれるリールでした。
スペック
- ギア比:5.7:1
- 自重:580g
- 最大ドラグ力:10.0kg
- 巻き上げ量:107cm
- 糸巻き量:3号-400m, 4号-300m
近海から中深海などの幅広いゲームに対応。特に、マグロを相手にするトンジギに人気のモデルです。