シマノから発売されているオシアコンクエストは、究極の巻き心地を求めた”マイクロモジュールギア”の搭載のベイトリールです。
マイクロモジュールギアとは、ギアの歯の断面を限界まで細かくしギアとギアの噛み合わせの面積を極限まで小さくしたもの。
リーリングの際の違和感がなくなり、魚のバイトや引き抵抗がよりダイレクトにつながるものになっています。
値段もそれなりに高いリールなので、購入する前にぜひ参考にしてみてください。
メモ
このページは、オシアコンクエストのインプレ記事となっています。
Contents
オシアコンクエストとは?
『オシアコンクエスト』は、シマノのリールテクノロジーを結集して強靭さ、滑らかさ、操作性を可能な限り高めたオフショア用両軸リールのフラッグシップモデル。剛性の高い「HAGANEボディ」をはじめ、ドライブギア、高耐久クラッチなど、内部パーツのひとつひとつを徹底的に強化、大型魚のパワーにもひるまない強靭さを誇ると同時に、どこまでも滑らかなマイクロモジュールギアの回転性能がアングラーの負担を軽減。ライトラインを駆使した現代のオフショアゲームにおいて、その真価を惜しみなく発揮する。2016年には待望の300PG、301PGも登場。ローギア・大容量かつコンパクトなモデルの追加で、オフショアゲームの領域はさらに拡大する。
(参照:シマノ公式HP)

オシアコンクエストのスペック
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 | ハンドル1回転の巻き上げ量 | PE糸巻き量(号/m) |
200PG(右) | 4:8 | 6.0kg | 60cm | 1/440, 1.5/290, 2/200 |
201PG(左) | 4:8 | 6.0kg | 60cm | 1/440, 1.5/290, 2/200 |
200HG(右) | 6:2 | 5.0kg | 78cm | 1/440, 1.5/290, 2/200 |
201HG(左) | 6:2 | 5.0kg | 78cm | 1/440, 1.5/290, 2/200 |
300PG(右) | 4:8 | 8.0kg | 65cm | 2/380, 3/240, 4/170 |
301PG(左) | 4:8 | 8.0kg | 65cm | 2/380, 3/240, 4/170 |
300HG(右) | 6:2 | 7.0kg | 84cm | 2/380, 3/240, 4/170 |
301HG(左) | 6:2 | 7.0kg | 84cm | 2/380, 3/240, 4/170 |
オシアコンクエストでジギング
オシアコンクエストでジギングを楽しむのなら、300PGがオススメです。
こちらはライトジギングやタイラバ専用のリールとなります。
特にタチウオジギングでは、わずかなショートバイトも拾えるようになっています。
また、オフショアジギングのリールには、圧倒的な性能が求められます。例えば
- 防水機能に優れたピニオンギア
- 大型魚に対応できるトルク
といったもの。
オシアコンクエストは上記の3点において、優れたシステムを搭載しています。
堅牢なHAGANEボディ
スロージギングおいて、堅牢な金属ボディは欠かせません。
堅牢なベイトリールは、緻密なギアのかみ合わせのブレを、最小限にとどめてくれるからです。
ギアの緻密なかみ合わせが、アングラーのパワーを正確に伝えてくれます。
最大ドラグ力が5kg以上
ジギングでヒットしてくる魚は、小さいものから大きいものまで様々です。
10kgサイズのカンパチやヒラマサなら、近海でもヒットしてきます。
カンパチやヒラマサは根に潜る習性があるのをご存知ですか?
最大ドラグ力が5kg未満のリールだと、ドラグの逆回転が止められず、根ズレでラインブレイクしてしまう可能性が高くなります。

不意の大物も獲りたいのであれば、最大ドラグ力は5kg以上のものを強くおすすめします。
オシアコンクエストでスロージギング
オシアコンクエストでスロージギングをするなら、300HGが圧倒的にオススメです。
オシアコンクエスト300HGは、ライトジギングもスロージギングも同時に楽しむことができます。
水深が80m以内であれば、何の不自由もなく使いこなせます。
ライトジギングでは、ハマチ、タチウオ、シーバスなどがメイン。
スロージギングであれば、ヒラマサ、カンパチ、ヒラメ、マハタがターゲットとなります。
オシアコンクエスト300HGがあれば、ライトジギングとスロージギングのリールを2台買う必要がないので、お財布にも優しい買い物となります。
ただし、オシアコンクエスト300HGは、もともとライトジギングに特化したリールとして製造されています。
扱えるジグも120~150gくらいまでが限度なので、水深50~80mくらいまでならスロージギングが成立します。
しかし、水深が100mを超えてしまうと、200gを超えたジグを使うことが多くなります。
正直なところ、オシアコンクエスト300HGではオーバーワークです。
『ハンドル1回転に対しての巻き上げ量』『リーリングパワー』が足りなくなります。
最大巻き上げ量
最大巻き上げ量とは、『ハンドル1回転に対しての巻き上げ量』のことを表します。
スロージギングでは、この数値が非常に大事になってきます。
最大巻き上げ量が80cm以下である場合、ロッドをしゃくる際にラインの糸ふけが出てしまい、ジグの動きが不自然になります。

スロージギングで使用する目安としては、90cm以上が理想的です。
オシアコンクエスト300HGは84cmですので、スロージギングリールとしてギリギリ使用できると言えます。
最大ドラグ力が7kg以上
そのリール本体が持つ、『リーリングパワー』に直結する数値です。
スロージギングでは10kg以上が理想ですが、近海のスロージギングであれば7kg以上あれば十分です。
オシアコンクエスト300HGであれば、余裕でスロージギングが成立します。