玄界灘や千葉県外房沖では、3月下旬くらいから水深20~40mといった浅瀬に大型ヒラマサが接岸します。
10kg超えはもちろん、20kg~30kgといった超大型のヒラマサまで混じってくるので、全国のヒラマサファンがこの時期に集結してきます。
しかしながら、夏場から冬場にかけてのシーズでは、スピニングリールによるハイピッチジギングでも狙うことが可能です。
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ヒラマサジギングの攻略方法
ジギングでヒラマサを攻略するには、季節によってパターンを合わせていくことが大事になります。
夏場~晩秋にかけてのヒラマサジギングでは、遊漁船を風と潮の流れに合わせて、スパンカーを外してのドテラ流しが主流に。
スピニングタックを使用したジギングで、広範囲にヒラマサのポイントを狙っていきます。
夏のヒラマサパターン
夏のヒラマサは、アフタースポーニング(産卵後)を狙うことになります。
他のシーズンと比べて、スレンダー個体のヒラマサが多くなりますが、トルクとスピードは1段階くらいアップします。
その体型とは裏腹に、ヒラマサの引き味を楽しめる時期となり、根回りや人工漁礁のストラクチャーをピンポイントで攻めていきます。
ベイトも多種多様で、アジやイワシはもちろん、ベラ・ヒラメ・カニなどを荒食いしていることも。
ボトムをねちねち攻めた、スロージギングでの攻略も可能です。
秋のヒラマサパターン
秋のヒラマサの釣り方は、夏のパターンの延長になり、晩秋になると水深が深くなってきます。
ジグの重さは、軽いものから重いものまでそろえる必要があります。
また、水深によってベイトパターンも大きく変わってくるので、誘い方やジグカラーなどは船長の指示に従ってください。
ただ、大型のヒラマサも混ざってきますので、タックルは強めのものを準備しましょう。
冬のヒラマサパターン
外房・玄界灘ではベイトがサンマパターンになることが多くなり、水深も100m前後まで落ちることもあります。
その日の「潮の流れ」「潮の速さ」「ベイトの有無」「ヒラマサの活性」などを考慮することが大切。
ヒラマサを掛ける作業からファイトまでを存分に楽しめるのが冬になります。
スロージギングで狙うには、一番おもしろい季節かもしれません。
ヒラマサジギングでおすすめのスピニングロッド
大型ヒラマサ対応モデル
オシアジガーコンセプトS S62-4
シマノから販売されている、ジギング専用のスピニングロッドです。
オシアジガーコンセプトSは「SLIM(細い)」「SMOOTH(スムーズ)」「STRONG(強い)」という3つのSを柱に製造。
アングラーのパワーを、そのままロッドに伝えてくれるので、ドテラ流しでもバーチカルジギングでもシャクりやすいのが特徴です。
体の小さなアングラーでも、200gを超えるジグを軽快にコントロールすることができます。
- 適合ジグ:100-210g
- 適合ライン:MAX4.0号
- 水深の目安:100m
- 適合リール:8000-10000番
水深40~100mが得意レンジ。ジグの負荷に対して、ロッドティップが自動で追従。深い水深でもきれいなワンピッチジャークを演出できます。
アウトレイジJ 61S-4
ソルティガに次ぐ上位機種に相応しい、実践的なハイスペックロッドです。
ジグの操作性が高く、ワンピッチジャークやコンビネーションジャークを駆使したテクニカルな攻めが可能。
ジグの操作性を生かしたテクニカルな釣りを楽しめます。
大型のブリやヒラマサの引きにも対応できる、近海のビッグゲーム仕様のモデル。
ヒラマサジギングでおすすめのスピニングリール
21ツインパワーSW8000HG
5万円の価格帯でありながら、カンパチ、ヒラマサ、キハダマグロに対応したジギング専用のスピニングリール。
ステラの半額ほどの価格でありながら、実質的なスペックは全く劣らない「超実践的なスピニングリール」です。
2021年のモデルチェンジにより、黒とシルバーを基調としたデザインも秀逸。
「スペック」「機能」「デザイン」の3拍子そろったフラッグシップと呼べます。
- ギア比:5:6
- 自重:615g
- ドラグ力:MAX25kg
- 巻き上げ量:107cm(ハンドル1回転)
- PE糸巻き量:3号-410m, 4号-300m
ブリ、ヒラマサ等の青物からキハダまで、PE4号前後のラインを多用するビッグゲームに対応したモデル。
21セルテートSW8000H
PE3号を400m巻けるラインキャパを持った、大型のハイギアスピニングリール。
「エアアローター」が採用されているので、巻き始めが非常に軽くレスポンスも抜群です。
ハンドルノブはハイグリップエッグタイプなので、手に馴染みやすく安定したジグ操作ができます。
ドラグ性能に「ATDシステム」を採用。
滑り出しが滑らかで、激しいファイトでもドラグ力の低下を防いでくれます。
- ギア比:5:8
- ドラグ力:MAX25kg
- 巻き上げ量:111cm(1回転)
- 糸巻き量:3号/200m, 4号/300m
ハイギアスピニングとは思えない高い巻上げトルクを実現。PE3号~4号を中心とした近海のキャスティングやジギングに幅広く高次元で対応します。
大型ヒラマサ対応のスロージギングロッド
大型ヒラマサ対応のスロージギングロッド
- ゲームタイプスローJ B66-3
- キャタリナSJ 60B-3
ヒラマサをスロージギングで狙う場合、中途半端なロッドは必要ありません。
どのモデルもシリーズ中、最強スペックを誇るスロージギングロッドです。
どちらのモデルも、10kgクラスの大型ヒラマサにも対応します。
ゲームタイプスローJ B66-3
柔軟性と反発力の強さを兼ね備えたブランクスで、シャープでありながらスロージギングに最適なロッドです。
しっかりロッドを曲げてしゃくり上げると、ジグに爆発的な加速力を与えることが可能。
圧倒的なスピード感からのジグの水平姿勢で、やる気のない根魚のスイッチを押します。
また、食い込みの良いティップを搭載しているので、タチウオジギングにも最適です。
特に、スロージギングに慣れてきた中級者にオススメの製品です。
- 全長:1.98m
- 継数:2本
- 仕舞:150.2cm
- 自重:132g
- ジグ:MAX260g
- PEライン:MAX2.5号
キャタリナSJ 60B-3
ダイワから販売されている、スロージギングロッドの上位機種モデル。
3万円前後の価格ですが、ダイワの最新技術をフル搭載。
シャローのライトな釣りから、ディープエリア、大型魚の攻略まで幅広いシーンで使用できます。
スペック的には、上位機種である「ソルティガ」譲りのセッテイングが施されているので、不意に掛かる大物への対応力も充実。
外装デザインは、キャタリナシリーズ共通のマットブラック塗装になっています。
- 全長:1.83m
- 継数:1本
- 自重:112g
- ジグ:150-260g
- ライン:1.0-2.5号
150~260gジグの操作を得意とし、中型青物、根魚、中深海のアカムツなど幅広く対応できる中深海スタンダードモデル。
大型ヒラマサ対応のベイトリール
スロージギングにも対応!
- オシアジガーFC2000NR-HG
- オシアジガー2000NR-PG
- ソルティガ35N/SJ
圧倒的なトルクを誇るパワーギアモデルを採用。
上記以外にも魅力的な製品はありますが、値段が高すぎるため割愛しました。
オシアジガーFC2000NR-HG
スロージギング最強リールとも呼ばれている「オシアジガー」に、フォールレバーを搭載したカスタムモデル。
スロージギングに特化させたスペシャルモデルで、フォールスピードの細かい調節をすることが可能。
フォールのスピードに変化をつけることで、バイトのチャンスを再現することができきます。
その「性能」「機能性」「巻き心地」は、シマノ最強のベイトリールです。
- ギア比:6:2
- 自重:605g
- 最大ドラグ力:MAX10.0kg
- 巻き上げ量:117cm(ハンドル1回転)
- PE巻き糸量:3号-400m, 4号-300m
近海~中深海スロージギングまでを視野に入れたモデル。圧倒的なラインの巻取り量とトルクを活かして、ヒラマサやカンパチなどの大型魚にも対応できます。
オシアジガー2000NR-PG
「オシアジガー」は、大型青物と真っ向から勝負できる超本格派のスロージギングリール。
ハイギアの巻き速度を活かせば、ハイピッチなアクションを多用しながらアプローチが可能。
また、ローギアモデルもラインナップされているので、圧倒的なトルクを活かしたマグロ類を狙うパワースロージギングにも使用することができます。
- ギア比:5:1
- 最大ドラグ力:10.0kg
- 巻き上げ量:96cm
- PE糸巻き量:3号-400m, 4号-300m
水深100mを超える中深海スロージギングや、大型カンパチ&キハダマグロに対応。 ハンドル1回転当たりの糸巻き量を保ちつつ、圧倒的なリーリングパワーで魚に主導権を与えません。
ソルティガ35N/SJ
ダイワから販売されている、スロージギングリールの最高峰モデルです。
ダイワの最新技術をフル搭載し、2015年に発売されましたが、2022年に改良を重ねリニューアル。
スロージギングの強い見方をしてくれる、ダイワ独自の最先端技術が盛り込まれています。
6万円の価格帯で販売されており、決して安い製品ではありません。
- ギア比:5:1
- 最大ドラグ力:10.0kg
- 巻き上げ量:96cm
- PE糸巻き量:3号-400m, 4号-300m