ヒラマサといえば、春の産卵シーズンのトップゲームやスピニングリールによるハイピッチジギングが愛されていますよね。
玄界灘や千葉県外房沖では、3月下旬くらいから水深20~40Mといった浅瀬に大型ヒラマサが接岸します。
10kg超えはもちろん、20kg~30kgといった超大型のヒラマサまで混じってくるので、全国のヒラマサファンがこの時期に集結してきます。
この時期はスパンカーを外してのドテラ流しが主流になるので、スロージギングで釣りをするのが難しくなるんですよね。
ただ、スロージギングが完全にできないわけではありません。
スロージギングでヒラマサを攻略するには、季節によってパターンを合わせていくことが大事になります。
春のヒラマサパターン
5~7月のスポーニング(産卵)に備えて、3~4月のヒラマサは積極的にベイトを追い回しています。
この時期に入ってくるヒラマサは、大型の可能性がグンと上がる時期となります。
春のヒラマサは浅場での釣りがメインになりますので、200gを超えるヘビージグは必要ありません。
深くても50mくらいで、120~180g程度のジグをそろえるのがいいでしょう。
春のヒラマサは、魚探を見てベイトの反応を追ってくのが基本的なスタイル。
ボトム付近に反応があることもあれば、底から10mを切った中層付近の場合もあります。
ボトムから反応のあるポイントまで、軽快にシャクっていくのがおすすめです。
夏のヒラマサパターン
夏のヒラマサは、アフタースポーニング(産卵後)を狙うことになります。
他のシーズンと比べて、スレンダー個体のヒラマサが多くなりますが、トルクとスピードは1段階くらいアップします。
その体型とは裏腹に、ヒラマサの真の引き味を楽しめる時期となります。
攻め方としては、根回りや人工漁礁のストラクチャーをピンポイントで攻めていきます。
ベイトも多種多様で、アジやイワシはもちろん、ベラ・ヒラメ・カニなどを荒食いしていることも。
スロージギングでも、スローピッチにこだわりすぎないことがポイントとなります。
時折、ハイピッチ気味に誘うなど、緩急をつけてアピールしていくのがオススメです。
秋のヒラマサパターン
秋のヒラマサの釣り方は、夏のパターンの延長になります。
晩秋になると水深が深くなってきます。
ジグの重さは、軽いものから重いものまでそろえる必要があるんですね。
また、水深によってベイトパターンも大きく変わってきます。
誘い方やジグカラーなどは、船長の指示に従ってください。
ただ、大型のヒラマサも混ざってきますので、タックルバランスは強めのものを準備しましょう。
冬のヒラマサパターン
外房・玄界灘ではベイトがサンマパターンになることが多くなり、水深も100m前後まで落ちることもあります。
その日の「潮の流れ」「潮の速さ」「ベイトの有無」「ヒラマサの活性」などを考慮することが大切。
”ヒラマサを掛ける作業からファイトまで”を存分に楽しめるのが冬なんですね。
スロージギングで狙うには、一番おもしろい季節かもしれません。
スロージギングのテクニックを磨くなら、この時期に挑戦してみてはいかがでしょうか?^^
[chat face="ひとり.jpg" name="ひとり" align="left" border="blue" bg="none" style="maru"]ヒラマサ狙いのスロージギングは、下記の動画を参考にしてみてください。[/chat]
ヒラマサ狙いにおすすめのスロージギングロッド
ヒラマサのトルクに、バッドでしっかり耐えられるロッドを選択しましょう。
シマノなら『グラップラータイプSJ』『オシアジガーインフィニティ』、ダイワなら『ソルティガSJ』を奨励しています。
【グラップラータイプSJ】B68-5
【オシアジガーインフィニティ】B63-5
【オシアジガーインフィニティ】B63-6
【ソルティガSJ】61B-4
【ソルティガSJ】61B-5
ヒラマサ狙いにおすすめのスロージギングリール
ヒラマサにも負けないパワーが必要です。
シマノなら『Fカスタム2000NR-HG』『オシアジガー2000NR-PG』、ダイワなら『ソルティガ35NL/SJ』を奨励しています。
【Fカスタム】2000NR-HG
【オシアジガー】2000NR-PG
ソルティガ35N/SJ
ヒラマサ狙いにおすすめのスロー系ジグ
ジグの重さは150~300gくらいを用意しておきましょう。
スローピッチ
潮の流れが緩いときは、フォール主体の釣りになります。
ジグの重さは150~300gくらいを用意しておきましょう。
【スティンガーバタフライ】ウイング
ハイピッチ
ヒラマサはハイピッチでも狙えます。
細身で水切れの良いものがおすすめです。
キングスラッシャー
【スキルジグ】ロング
ヒラマサ狙いにおすすめのスロージギングライン
ラインは太ければいいものではありません。
水深が70m~150mくらいを流すことが多いので、ラインの受ける抵抗も減らしたいところ。
PEラインは、3号~4号くらいがおすすめです。
PEライン
メインラインとなるPEラインは、少なくとも400m以上は巻いておきましょう。
150m以上のレンジも探ること狙うこともあります。
潮の速い日だと、200m近く出されることもありますからね。
OCEA EX8 PE 400m
ショックリーダー
ショックリーダーは、モーリスから発売されているバリバスがおすすめ。
強度、耐久性ともに、その他のメーカーを圧倒しています。