一昔前のスロージギングロッドは、ロッド全体にハリがあるものが主流でした。
特に、スロージャーカーやホライゾンのシリーズは折れやすいと評判ですが、近年の改良によりそのようなトラブルも聞かなくなりました。
- 根掛かりが原因でロッドを曲げすぎた
- 隣のアングラーとのお祭りで穂先が破損
といったトラブルがない限り、現代のスロージギングロッドが折れるということはありません。
以下のスロージギングロッドは、フルソリッドモデルとして実績のある製品なので参考にしてください。
おすすめのフルソリッドモデル
- ソルティガSJ AGS TG
- オシアジガーフルベンド
- オフショアスティックHSJ
- スローバンプSSD/FSL
- スローテックNEO
フルソリッドのメリット
フルソリッドモデルのスロージギングロッドは、空洞のロッドに比べて、より高い感度と柔軟性を備えています。
ロッド全体が一つの塊になっているため、ビブレーションや振動をしっかりと感じ取れるためです。
つまり、柔らかく繊細で、ジグから伝わる海中の情報も満載です。
また、ロッドを曲げて勝負ができるので、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
フルソリッドのデメリット
低反発なブランクスなので、リフティングの力は弱いのは事実です。
100mを超えるようなディープエリアや、ジグに切れのあるアクションを入れるのは苦手。
ただ、潮に馴染ませるようなナチュラルジャークは得意なので、近海スロージギングで、魚の活性の上がらない場面で威力を発揮します。

フルソリッドモデルおすすめ5選
ソルティガSJ AGS TG 55B-3
ダイワの最上位機種に相当するモデルで、最新テクノロジーを搭載したスロージギングロッド。
細糸の繊細なスロージギングから、大型青物をターゲットにした釣りまで幅広く対応します。
レングスは5.5fに統一されており、持ち重りを感じないので、軽快にジグをしゃくり上げることができます。
- 全長:1.65m
- 継数:1本
- 自重:120g
- ジグ:150-260g
- ライン:1.0-2.5号
オシアジガーフルベンドB60-3
ロッドを満月のように曲げて、真っ向勝負できるフルソリッドロッド。
アイテムを選ぶことで根魚~青物、トンジギに人気のビンチョウマグロまで、魚種とフィールドに縛られない釣りが可能です。
長さは6ftに統一されており、狭い船内でも快適なジギングが楽しめます。
- 全長:6.0ft
- 継数:2本
- 仕舞:138.2cm
- ジグ:MAX260g
- PE:MAX2.5号
オフショアスティック HSJ CS66L
驚異の粘りを持つ、ハイソリッドカーボンを搭載したスロージギングロッド。
コンボジッド構造でバッド付近まで伸びる、高弾性グラファイトで曲げて獲るスロージギングを実現しています。
繊細なジグ操作と、ロッドを極限まで曲げる豪快なファイトを楽しむことが可能です。
- 全長:6.6ft
- 継数:1本
- ジグ:AVE100g
- PE:MAX1.5号
スローバンプSSD633/FSL
MAX220gのジグに対応した、近海ジギングのオールラウンドモデル。
水深100m前後のパイロットタックルや、150mまでの繊細なスロージギングに最適です。
フルソリッドの特性を活かして、口切れに弱いアカムツの巻き上げにもオススメです。

- 全長:6.3ft
- 継数:2本
- 仕舞:144cm
- ジグ:MAX300g
スローテックNEO SN642-3
弾性の異なるカーボンを積層したソリッドブランクは、細身でシャープな見た目からは想像できないパワーを発揮。
近海のライトジギングから、根魚を狙ったライトスローなジギングに対応したモデルです。
- 全長:195cm
- 自重:168g
- 継数:2本
- 仕舞:144cm
- ジグ:60-200g