スロージギングの正しい「始め方」「やり方」を徹底解説!

スロージギング

ジギング界に革命をもたらしたスロージギング。

ジギングといえば、高速でジャカジャカ巻いてくるイメージですよね。

しかし、スローなピッチでも様々な魚種がジギングで釣れるんです。

しかも、釣れる魚はどれも高級魚!

「ヒラマサ」「カンパチ」などの大型青物から、「ハタ系の根魚」や「ヒラメ」「マダイ」まで。

さらにスロージギングで最近注目されているのが、150m~400mあたりの中深海と呼ばれるレンジでのスロージギング。

30㎏を超える「アブラボウズ」や「アカムツ」「キンメダイ」など、どれも超がつく高級魚がメインターゲットになってきます。

スロージギングとは?

スピニングタックルを使用したハイピッチジギングに比べ、スロージギングはスローピッチでジグを動かします。

ひとり「スローピッチ・ジャークジギング」や「スロージギング」などと呼ばれているよ。

ハイピッチテンポのジギングではジグを追いきれなかった根魚や、やる気のない活性の低い魚にも口を使わせるようにすることができました。

 

ただし、注意点はジグをスローに動かすことではありません。

スローテンポでロッドシャクることです。

ですので、ジグのアクションのつけ方はリーリングが基本。

ハンドルを回す際はキレの良いリーリングを心がけましょう!

スロージギングの基本操作

スロージギングは、正確にはスローピッチジャークジギングと呼ばれています。

つまり、スローなピッチ(テンポ)で誘いをかけるジギングスタイルの事なんですね。

ジャークとは竿を振り上げて下ろすまでの動作のことで、基本的な誘いは1ジャークでリールのハンドルを1回転させるものと考えてください。

 

ここで勘違いしてほしくないのは、ロッドをゆっくり動かすのがスロージギングではないということです。

スロージギングの本質はジグのフォールの間を十分に取ってあげることです。

スロージギングでは魚がジグにアタックしてくる時の7~8割がフォールですので、その食いのタイミングを極端に取ったのがスロージギングです。

ですので、ロッドをジャークさせるスピードまで極端に落としてしまうと魚に見切られてしまいます。

スロージギングで使用するタックルは?

スロージギングで使用するタックルは、ベイトタックルが基本です。

基本的にジグのフォールでアタリをとることが多く、スピニングリールのフリーフォールだと気づきづらいからなんですね。

もう一点は、スロージギングは深い水深を攻めることもザラにあります。

ジグを落とす際のスピードは、スピニングリールよりもベイトリールの方が速いです。

スロージギングで使用するロッド

スロージギングでは、オフショア専用のスロージギングロッドを使用しましょう。

スロージギングロッドは重いジグを跳ね上げられるように高反発素材で仕上がっています。

ライトジギングなどで使われるベイト用ジギングロッドでは、うまくスローなリズムのピッチでジグを操作することができませんので注意してください。

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スロージギングで使用するリール

スロージギングのリールにはPEラインが250~300m程巻けるベイトリールを使用します。

重いジグを1日しゃくり続けるので、剛性に優れた金属ボディーでギアやベアリングがの頑丈なリールを使用してください。

ギアはHG(ハイギア)とPG(パワーギア)がありますが、近海ジギングではHGのリールを使用した方がいろいろなバリエーションで誘いをかけられます。

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スロージギングで使用するジグは?

スロージギングで使用するジグは、木の葉型のスロージギング専用ジグを使用しましょう。

スロージギングは、基本的にフォールのアクションで魚を誘うもの。

スロージギング専用ジグは、フォールのアクションに特化しています。

バイブレーションフォールや、スライドフォールするタイプなどがあります。

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スロージギングで使用するラインは?

スロージギングでは、細いラインを使います。

メインラインはPEの1号~3号くらいが目安。

リーダーは40~80号のナイロンかフロロカーボンが基本となります。

PEラインとリーダーの組み合わせは、下記の表をご覧ください。

PEライン(号)リーダー(lb)
1.040
1.5~2.040~60
2.5~3.060=80
3.5~4.080~100

スロージギングで狙える魚を紹介!

スロージギングで狙える魚はどれも高級魚ばかり!

基本的に、小さな魚を捕食するフィッシュイーターとなります。

青物

スロージギングのターゲットで、最も強い引きで楽しませてくれるのが青物です。

青物はキハダ、カンパチ、ヒラマサ、ブリがメインとなります。

基本的に回遊しているので回遊魚とも呼ばれ、特に「カンパチ」「ヒラマサ」「ブリ」は青物御三家ともいわれています。

近海でも釣れる海域が多いので、スロージギンガーには最高のターゲットとなります。

根魚(カサゴ、ハタ類)

基本的に根回りについていて、捕食後は素早く根に潜る習性があります。

掛けた瞬間に、根から引きはがせるかどうかがポイントです。

 

ひとり「サイズの割に引く力が強いので、侮れませんよ!」

 

近海で釣れるのは、「カサゴ類」「ハタ類」がメインです。

種類が多すぎて、初めて見る魚もザラにあります。

フラットフィッシュ

基本的にボトムに張り付いていて、目の前に落ちてきた獲物を捕食する傾向にあります。

ヒラメやマゴチがメインです。

その他

サワラ、マダイ、マダラ、タチウオなどフィッシュイーターはすべてターゲット。

スロージギングはこんな人にオススメ

スロージギングは、1日中ロッドを振っていても疲れにくいというのが大きな特徴。

女性から子供まで手軽に挑戦できる釣りです。

スロージギングに特化したエキスパートも大勢いますが、基本さえ理解していれば初心者にも大きな魚がヒットしてくるんですね。

スロージギングで狙える魚は豊富で、どの海域にも必ず専門の釣り船があることも魅力のひとつです。

時にはジグより小さな魚が掛かることもあれば、タックルのスペックをはるかにオーバーした想定外の大物が掛かったりもします。

ひとり「スロージギングはあなたの想像を超えるたくさんのドラマが待っていますよ!」